李登輝元総統は21日、訪日のため台北松山空港を出発、羽田空港に到着した。22日午後より衆議院議員会館で国会議員300人を前に、台湾民主化の成果について講演を行う。
羽田空港に到着した李元総統（中央）には大勢のＳＰが配備され、日本側が李元総統の訪問を重視していることをうかがわせた（21日＝中央社）
李元総統の訪日は退任後７回目。今回の訪問日程は６日間で、23日は日本外国特派員の昼食会で講演を行う他、24日以降は東日本大震災の被災地域を訪れ、26日には宮城県岩沼市の「千年希望の丘」で犠牲者への献花を行うとともに被災者たちと触れ合う機会を持つ。
議員会館での講演に対し中国政府が圧力をかけようとしたと伝えられたが、これについて李元総統は「私の意見は特にない。（中国は）ただ笑いものになるだけだ」と語った。
