ニュース 金融 作成日:2015年7月22日_記事番号:T00058258
金融監督管理委員会(金管会)は21日、東京海上ホールディングスが出資する損害保険会社、新安東京海上産物保険に対し、昨年の検査で発覚した自動車保険の保険金支払いなどに関する保険法違反について、罰金480万台湾元(約1,900万円)を科した上で、8月15日から3カ月間、車両保険の新規販売停止を命ずると発表した。22日付工商時報が報じた。
金管会は、新安東京海上の違反行為について、損害調査部門が営業部門と共謀し、車両保険の免責金額(自己負担額)を差し引かずに保険金を支払ったことをはじめ、団体傷害保険の一部ケースで、被保険者数が50人を下回ったにもかかわらず、前年通り50人以上の保険料率を適用したことなど6点を挙げた。
新安東京海上は同日、真摯(しんし)に受け止め、改善を検討するとコメントした。
金管会保険局は、昨年9月より全ての損保会社に対し車両保険を重点に検査を行い、違反が発覚した新光産物保険、蘇黎世産物保険(チューリッヒ・インシュアランス)に今年に入りそれぞれ60万元、180万元の罰金を科したが、新安東京海上への処分はこれを上回る厳しいものとなった。
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