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タカタ製エアバッグリコール、剣麟に転注効果


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2015年7月22日_記事番号:T00058263

タカタ製エアバッグリコール、剣麟に転注効果

 自動車部品の剣麟(アイロン・フォース・インダストリアル)は、タカタ製エアバッグの大規模リコール(回収・無償修理)を受け、発注切り替え先から部品の受注を獲得しており、今年の業績が期待できそうだ。22日付工商時報が報じた。

 剣麟の林鼎鈞経理は、同社はタカタを顧客としているが、リコール対象は2005年以前にメキシコ工場で生産された前部座席用エアバッグで、剣麟は06年よりタカタのドイツ工場に側面および膝用エアバッグを中心に供給しており、リコールとは無関係と強調した。さらに、タカタのエアバッグ問題が発覚した後、他のメーカーから部品供給に関する引き合いを受けていることを明らかにした。出荷スケジュールや数量は確定していない。

 証券会社は、同社は今年、予想を上回る受注が見込め、過去最高の業績となる可能性があるとみている。

 同社の昨年の連結売上高は35億700万台湾元(約140億円)。今年第1四半期売上高は9億4,000万元と前年同期を上回った。