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外資ファンドの安泰・大衆銀売却、金融持ち株会社が関心


ニュース 金融 作成日:2015年7月23日_記事番号:T00058286

外資ファンドの安泰・大衆銀売却、金融持ち株会社が関心

 香港の独立系投資ファンド、ロングリーチ・グループと米系投資ファンドのカーライル・グループはそれぞれ台湾で保有する安泰商業銀行の株式58%、大衆商業銀行(TCバンク)の株式36%の売却を目指しており、複数の金融持ち株会社が株式取得に関心を示しているもようだ。23日付蘋果日報が伝えた。

 うち中華開発金融控股(開発金)は2行いずれもにも関心を示しており、元大金融控股(元大金)と国票金融控股(国票金)の株式取得を視野に入れているもようだ。開発金は昨年、万泰商業銀行(コスモスバンク)を買収し、行名を凱基商業銀行(KGIバンク)に変更している。

 安泰銀と大衆銀はいずれもコーポレートバンキング部門に強みがある。

 投資銀行業界関係者は、「投資ファンドによる投資期間は約10年とされるが、ロングリーチとカーライルによる投資時期は2007年で既に8年が経過しており、売却時期が迫っているのではないか」と話した。