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統清が純製ラード発表、来年シェア6割以上へ


ニュース 食品 作成日:2015年7月23日_記事番号:T00058293

統清が純製ラード発表、来年シェア6割以上へ

 統一企業(ユニプレジデント)傘下の油脂メーカー、統清は22日、純製ラード「香豚油王」を発表した。1缶15キログラム入りで、卸価格2,300台湾元(約9,100円)。林政叡総経理は、昨年の不正食用油事件で傷ついた市場心理が回復するにはまだ時間がかかり、同社の下半期ラード売上高は1億元と控えめに予想したが、来年は2億元、市場シェア6〜7割を目指すと意気込みを表明した。23日付蘋果日報などが報じた。

 統清は不正食用油事件後、経済部の政策に呼応してラード市場に参入した。林総経理は、同社が3,000万元を投じて台南市永康区に設置し、量産入りした生産ラインの月産量は2万4,000缶で、台湾の需要を補えていると説明した。

 林総経理によると、台湾のラード需要は事件前は業務用(1缶15キログラム入り)ベースで毎月6万缶あったが、事件後に一部の業者が植物油や自家製ラードに切り替えたことで、現在の需要は事件前の2〜3割に落ち込んだと指摘した。市場はまだ供給不足状態だが、今後需要が事件前の5割まで回復すればましな方だと語った。