ニュース その他製造 作成日:2015年7月23日_記事番号:T00058300
遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の亜洲水泥(アジアセメント、亜泥)は23日、同社が第3株主となっている中国山東省の大手セメントメーカー、山水水泥集団について、第4株主の中国建材と共同で株式買収を進め、経営の主導権獲得を目指す方針を示した。これが実現すればアジアセメントの生産能力は台湾水泥(台湾セメント)を上回り、台湾最大となる。23日付蘋果日報が報じた。
アジアセメントの発表に対し、山水水泥の筆頭株主、天瑞集団は同日、「株式買収は受け入れられない」と表明したが、アジアセメントの主管は「買収に影響はない。引き続き計画を続行する」と強調した。
山水水泥は、1億200万トンのセメント年産能力を有する山東省と遼寧省で最大のセメントメーカーで、中国で業界7位の地位にある。現在の持ち株比率は▽天瑞集団、28.16%▽山水投資、25.09%▽アジアセメント、20.90%▽中国建材、16.67%▽その他個人投資家、9.18%──となっている。
アジアセメントと中国建材の合計持ち株比率は約38%で、これに個人投資家の9.18%を合わせても過半数には達しないため、経営権を握るには山水投資との協力が不可欠となる。
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