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指導要領改定に不満、学生らが教育部長室を占拠


ニュース 社会 作成日:2015年7月24日_記事番号:T00058305

指導要領改定に不満、学生らが教育部長室を占拠

 与党国民党主導で改定された高級中学(高校)の学習指導要領(国語、社会分野)に反対する反黒箱課綱(反密室指導要領)運動が台湾全土に拡大する中、23日夜に行われた座談会で教育部が誠意を示さなかったとして、学生ら約50人が同日午後11時半ごろ、台北市済南路から塀を乗り越え教育部の建物になだれ込み、2階の部長室(大臣室)を35分にわたり占拠した。その後、約100人規模の警官隊によって排除された。24日付自由時報などが伝えた。


学生らの進入後、教育部正門近くでも市民らが「彼らに続け!」と叫びながら突入を試み、警官隊ともみ合いになった(24日=中央社)

 きっかけは23日に行われた政府との座談会に呉思華教育部長らが姿を見せず、国民・就学前教育署の官僚だけが出席したことに学生らが不満を表明したこと。

 学生らは「洗脳指導要領を撤回せよ」などと叫びながら、教育部の建物内に押し寄せたが、24日未明に33人が警官隊に現行犯逮捕された。

 呉教育部長は24日午前、学生らの行為を厳しく非難し、法に基づき提訴する方針を示した。