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李登輝元総統が安倍首相と会談?報道が混乱


ニュース 政治 作成日:2015年7月24日_記事番号:T00058310

李登輝元総統が安倍首相と会談?報道が混乱

 日本の一部メディアは、安倍晋三首相と訪日中の李登輝元総統が23日午前、東京都内のホテルで会談したと報じた。日本政府や李元総統サイトは公式には否定しているが、「極秘会談」が行われたのではないかという憶測は消えていない。


果たして会談は実現していたのか。台湾では日本による李元総統への厚遇に対し、「中国への不満を間接的に表明するもの」との分析が出ている(23日=中央社)

 テレビ東京によると、安倍首相は李元総統が宿泊する都内のホテルに約1時間半滞在。台湾と深い関係を持つ自民党議員が同局の取材に対し、安倍首相と李元総統が会談した事実を認めたと報じた。李元総統もホテルを出る際、「無言でうなずいた」とされる。

 翌24日の産経新聞も1面トップで、安倍首相が李元首相と会談したことが分かったと報じ、今後のアジア情勢や日台関係について意見交換したとみられると指摘した。

 これについて、菅義偉官房長官は23日、「政府として李氏の訪日には関与していない」と説明。安倍首相もニッポン放送に出演し、「お目にかかっていない」と会談を否定した。

 ただ、李元総統が同日午後、日本外国特派員協会での記者会見で「何も言えない」と明確には否定しなかった上、安倍首相が同日朝、李元総統が宿泊しているホテルでJR東海の葛西敬之名誉会長と会食していたのは事実で、葛西会長は李元総統と親しいことが知られており、実際には何らかの接触があったのではないかとの憶測を呼んでいる。

 読売新聞によると、日本政府関係者は「李氏は私人で、首相が私人のだれと会っても問題があるとは考えていない」と語った。