ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年7月24日_記事番号:T00058318
経済部国際貿易局(国貿局)は23日、フィリピンが16日に発表した輸入形鋼に対する緊急関税(セーフガード)措置の2019年までの延長で、台湾は交渉の結果、免除リスト入りに成功したと発表した。最大のライバルの中国は緊急関税が課されるため、台湾製品の競争力向上につながる。24日付工商時報が報じた。
フィリピンは09年より、同国の形鋼産業が海外からの輸入製品との競争にさらされているとして、輸入製品に1トン当たり7,700ペソ(約2万1,000円)のセーフガード措置を発動し、毎年関税率を引き下げてきた。
フィリピンの調査によると、同国は台湾からの08年形鋼輸入量が7,187トンと輸入全体の37.7%を占め、中国に次いで2番目に多かった。セーフガード措置の発動後、台湾からの09年輸入量は依然2位ながら489トンまで減少した。
鉄鋼製品市場は近年、中国や東南アジアの内需の成長鈍化、中国での鉄鋼製品生産量の増加から、供給過剰に陥っている。自国産業を保護するため、世界貿易機関(WTO)加盟国はセーフガード措置、反ダンピング(不当廉売)・相殺関税措置などの貿易救済措置を取っている。
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