ニュース 電子 作成日:2015年7月24日_記事番号:T00058323
中国のEMS(電子機器受託生産サービス)大手、深圳長城開発科技(深開発、KAIFA)は22日、同社が台湾の発光ダイオード(LED)大手、晶元光電(エピスター)などと合弁で設立した開発晶照明(アモイ)が傘下子会社を通じ、LED大手、米ブリッジラックスの全株式を取得し、買収することで署名を交わしたことを明らかにした。ブリッジラックスは今後ファブレス企業となり、生産をエピスターに委託する見通しで、エピスターにとって出荷先確保のメリットがありそうだ。
中国企業による海外LED大手の買収は、3月に発表された中国の投資ファンド、金沙江集団のフィリップス・ルミレッズ・ライティング買収に次いで今年2例目。ブリッジラックスは川上から川下にかけて750項目の特許を取得している上、同業大手の米クリーとクロスライセンス契約も交わしており、開発晶照明にとって特許上の障壁排除に大きな役割を果たすとみられる。
今後、ブリッジラックスの製品はエピスターがLEDチップを供給、開発晶照明がパッケージング(封止)およびモジュールを手掛けた後、深開発の親グループ、中国電子信息産業集団(CEC)のテレビ、パソコン、街灯向けに供給される見通しだ。
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