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シン・ブリ社上場廃止の懸念、歌林に衝撃


ニュース 家電 作成日:2008年3月3日_記事番号:T00005833

シン・ブリ社上場廃止の懸念、歌林に衝撃

 
 歌林(コリン)と東元電機(TECO)が出資する米国の液晶テレビメーカー、シンタックス・ブリリアンは、財務諸表の提出が遅れ、ナスダック市場の株価が1米ドルを割り、上場廃止が危ぶまれている。1日付工商時報が伝えた。

 歌林はシンタックスに8%を出資し、北米でオレビアというブランドの液晶テレビを販売、流通は全面的にシンタックスに依存している。歌林の昨年の液晶テレビ出荷台数120万台のうち、9割を北米向けが占めた。このため、運営・業績面でより大きな影響を受ける恐れがある。

 一方、東元は同社と業務提携は行っていないものの、昨年8月に2,000万ドルを出資、第1四半期の株価下落による損失は5億台湾元(約16億8,000万円)を超える見通しだ。 

 歌林上層部によると、シンタックスは規定通りに、財務諸表の最終期限(3月4日)に間に合わない場合の公聴会開催を申請している。公聴会開催に必要な6カ月以内に財務諸表を提出し、公聴会で承認を受け、さらに株価が30日連続で1ドルを下回らなければ、上場廃止は回避されるという。