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台湾語歌謡の女王・江蕙、引退コンサートがスタート


ニュース 社会 作成日:2015年7月27日_記事番号:T00058330

台湾語歌謡の女王・江蕙、引退コンサートがスタート

 今年1月に引退を発表した、人気を誇る女性歌手、江蕙(53)の「さよならコンサート」(25回公演)が25日、台北小巨蛋(台北アリーナ)でスタートした。


熱唱する江蕙。多くの人に惜しまれつつステージを去る(25日=中央社)

 歌手生活40年を超える江蕙は「台湾語歌謡の女王」「台湾の美空ひばり」などと呼ばれ絶大な人気を誇り、今回の引退コンサートのチケット販売には購入希望者が殺到。手に入れることができなかったファンが失神したり、騒ぎを起こしたりするなどの事態となったことから急きょ、従来予定していた16回公演を25回公演に拡大した。

 25日午後7時45分に開演した引退コンサート初日は、国民的ヒット曲『酒後的心声』で幕を開け、2時間40分にわたり計36曲が披露された。

 最初の4曲を歌え終えた江蕙は観客に向け、「最初の曲を歌う時、皆さんの顔が見ると泣いてしまうと思って目を閉じて歌った」と語った。しかしその後、中盤で『感情放一辺』を歌った際に会場全体で大合唱状態になると、彼女はこらえ切れなくなり、観客に背を向けて肩を震わせた。

 コンサートの途中、自分の歌手人生を振り返り、ファンに別れを告げる映像が流されると彼女はまた目から涙をあふれさせ、さらに最後の曲となった新曲の『幸福的温度』を歌う際も、途中で歌うことができなくなり、この日3度目の涙を流した。

 最後の曲を歌い終えた江蕙が「この歌を感謝に代えます。私の祝福の涙を一緒に持って帰ってください」などと語りかけると、場内全体がすすり泣きに包まれた。

 江蕙は9月13日の最終公演を終えた後、芸能界を去り、ボランティア活動に身を投じる予定だ。