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洪秀柱氏の地方遊説、国民党立委がそっぽ


ニュース 政治 作成日:2015年7月27日_記事番号:T00058331

洪秀柱氏の地方遊説、国民党立委がそっぽ

 国民党の総統選公認候補に決まった洪秀柱副主席(立法院副院長)は、支持拡大に向けて台湾各地で遊説をスタートさせたが、地元選出の同党立法委員にそっぽを向かれる場面が相次ぎ、党内の一部に早くも「洪秀柱離れ」とも言える動きが見え始めた。


洪氏(左)は雲林県の市場を訪れ、市民と交流した(25日=中央社)

 25日付蘋果日報によると、洪氏は24日、彰化県鹿港鎮を訪れたが、地元選出の国民党立法委員3人のうち、遊説に同行したのは王恵美氏だけで、王氏も昼食を共にしただけで離席した。

 25日には野党民進党の地盤である「濁水渓以南(雲林県以南)」に南下。雲林県で遊説を行ったが、地元の政治派閥「張派」のドン、張栄味・元雲林県長と娘の張嘉郡立法委員(国民党)は同行しなかった。

 いずれも洪氏の党内での不人気を象徴する出来事で、総統選と同時に行われる立法委員選に向け、党内に洪氏と距離を置く動きが相次げば選挙戦情勢に微妙な影響を与えそうだ。

 一方、「時報周刊」によると、洪氏の選対幹部選びも難航が伝えられる。洪氏は曽永権・総統府秘書長(元立法委員)を選対トップとして有力視しているが、曽氏は昨年の統一地方選惨敗の責任を取り、国民党秘書長を辞任したばかりで、曽氏の起用に疑問を呈する声も根強い。