ニュース 政治 作成日:2015年7月27日_記事番号:T00058333
李登輝元総統は26日、6日間の訪日日程を終え、仙台から桃園国際空港に到着した。空港では黄昆輝主席以下、台湾団結聯盟(台聯)のメンバー十数人が迎えた。
李元総統は桃園空港で、入境審査カウンターまで航空会社が手配した電気自動車で移動し、楽しそうなようすだった(26日=中央社)
自由時報などの報道によると、李元総統は26日、東日本大震災のがれきで造成した宮城県岩沼市の「千年希望の丘」を訪れ、慰霊碑に献花した。李元総統は、台湾も台湾中部大地震(1999年)に見舞われたことを引き合いに、「日本国民が遭った災難に深く同情する。被災者が1日も早く正常な生活を取り戻してほしい」と語った。
これに先立つ25日は宮城県松島の国宝、瑞巌寺を訪れた。寺では2007年6月に訪問した際に曽文恵夫人と詠んだ俳句「松島や 光と影の 眩しかり」の句碑の除幕式が行われた、李元総統は「ノーベル賞をもらうよりも誇らしい」と述べた。また、震災で一帯が甚大な被害を受けたと聞いて心を痛めていたが、沿道の美しい景色は変わっておらず、復興への日本人の努力に敬意を深くしたと感想を語った。
読売新聞が日台関係筋の話として報じたところによると、日本政府は否定したものの、李元総統と安部首相は23日に会談を行っており、日本の安全保障関連法案と集団的自衛権に関して意見を交換したという。
新党が外患罪で告発
中華民国原則派政党、新党は27日、李元総統を外患罪で台湾高等法院検察署に告発した。訪日中に「尖閣諸島(台湾名・釣魚台列嶼)は日本領」との持論を改めて主張したことが、外国と結託して国家に反逆する行為に当たると主張した。
国民党の総統選公認候補、洪秀柱氏(同党副主席)も李元総統の尖閣発言に対し、「強い憤りを感じる」と不快感を示した。
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