ニュース 運輸 作成日:2015年7月27日_記事番号:T00058339
台湾高速鉄路(高鉄)の列車がトンネルを通過する際に生じる騒音をめぐり、苗栗県通霄鎮の住民が賠償を求めていた問題で、行政院環境保護署(環保署)の裁決委員会はこのほど、高鉄が線路の沿線300メートル以内の住民26人に総額833万台湾元(約3,300万円)の賠償金を支払うよう命じる決定を下した。26日付聯合報が伝えた。
高鉄は「環境保護当局が現地で行った騒音測定結果は全て騒音基準を満たしている。今回の決定は屋外の建物屋上で測定された瞬間最大音量を基準にしており不適切だ」として、既に苗栗地方法院に損害賠償請求権が存在しないことの確認を求める訴えを起こした。
これに対し、環保署訴願審議委員会の林福来主任委員は「瞬間値の上昇は住民にノイローゼや不眠など精神的な障害をもたらしており、高鉄は責任を免れることができない」と主張した。
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