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廃油ラード事件、強冠経営者に懲役20年


ニュース 食品 作成日:2015年7月27日_記事番号:T00058345

廃油ラード事件、強冠経営者に懲役20年

 食用油メーカーの強冠企業が廃油などを原料に使ったラード(豚油)を販売していた事件で、屏東地方法院は24日、食品安全衛生管理法違反や詐欺などの罪で起訴された同社に罰金5,000万台湾元(約1億9,600万円)、同社董事長の葉文祥、総経理の戴啓川両被告にそれぞれ懲役20年の判決を言い渡した。また、廃油地下工場を運営し、同社に売却した郭烈成被告には懲役12年の判決が下された。25日付中国時報が伝えた。

 昨年9月に発覚した同事件では、郭被告が羊の脂に飼料用の牛脂、魚市場から購入した魚などを混ぜて抽出した油や動物の死がいから取った油などを混ぜ、強冠に売却。強冠は自社製品のラード「全統香猪油」の原料として使用していた。

 検察は求刑時に「食用には使えない飼料用油で食用油を製造し、利益を上げた。人体に害を与えるだけでなく、油脂市場を混乱させ、台湾の国際貿易イメージを傷付けた」などと被告らを批判した。