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鴻海がチェコにR&Dセンター、現地工場の自動化推進【表】


ニュース 電子 作成日:2015年7月27日_記事番号:T00058352

鴻海がチェコにR&Dセンター、現地工場の自動化推進【表】

 EMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手、鴻海精密工業は23日、チェコ共和国に研究開発(R&D)センターおよびデータセンターを設置することで同国政府と提携の覚書(MOU)を交わした。25日付工商時報によると、同社は2018年までに25億チェココルナ(約125億円)を投資し、現地工場の生産の自動化、スマート化を進める計画とされる。

 鴻海は2000年、チェコ第1工場をパルドゥビツェに設置。08年にはクトナー・ホラの第2工場が稼働を開始した。現在、同国の従業員数は約5,500人となっている。

 チェコ政府の資料によると、同国における鴻海の売上高は12年に1,090億コルナを記録した後、毎年平均4%の成長を続け、昨年は1,200億コルナに達し、同国企業で輸出額2位に付けた。

 なお鴻海は27日、アップルのスマートフォン、iPhoneの生産を手掛ける中国河南省の鄭州工場について、新たに採用する従業員の最低年齢を従来の23歳から18歳に引き下げると表明した。

 これについて業界では、9月に発売を予定する次世代機種iPhone6sの量産スケジュールに間に合わせ、10万人規模の労働力を確保するためとの見方が出ている。