ショッピングセンター、環球購物中心（グローバルモール）が台湾鉄路（台鉄）の南港駅（台北市南港区）と松山駅（同松山区）に進出する。南港店については27日、2016年７月に開業すると発表した。売り場面積は約2,600坪だ。松山店については同日、松山駅Ｂ棟とＣ棟の地下フロア2,600坪を15年間賃貸することで台鉄と契約を結んだ。同社が台北市内で出店するのは初めてとなる。28日付工商時報などがが報じた。
台鉄南港駅には昨年末、潤泰集団（ルンテックスグループ）の複合商業施設「シティーリンク」がオープンしている。シティーリンクがファミリー層をターゲットにしている一方、グローバルモールはサラリーパーソン層を狙い、南港軟体工業園区（南港ソフトウエアパーク）の１日２万人以上の通勤客の消費に期待を寄せる。
同社は現在、▽板橋店▽中和店▽新竹世博店▽新左営店▽屏東店──の５店を展開している。今後10月下旬に林口店を、今年末以降に開通予定の台湾桃園国際機場捷運（桃園国際空港ＭＲＴ）林口長庚医院駅にオープンする他、２年後に桃園市中レキ（レキは土へんに歴）区の空港ＭＲＴ「Ａ19」駅に出店する予定で、2017年までに店舗網を８店に拡大、売上高200億台湾元（約780億円）を目指す。
