ニュース 電子 作成日:2015年7月29日_記事番号:T00058405
液晶パネル大手、友達光電(AUO)は28日業績説明会で、同社の第3四半期の大型パネル出荷は前期比で最悪5%減、中小型パネル出荷は2〜5%減と予測を示した。上半期はパネル需要が強く、同社の設備稼働率は95%でほぼフル稼働だったが、下半期は需要期ながらパネル景気が下向くとの見方だ。29日付蘋果日報などが報じた。
彭双浪(ポール・ポン)董事長は、世界経済が不透明で需要不振となり、下半期は例年ほどは振るわないと語った。ただし、同社は中国パネルメーカーと異なり、景気循環を5〜6回経験しているので、対応できると強調した。また、今年第2四半期は価格下落圧力がかかったが、同社は差別化が奏功し、9四半期連続で利益を上げたと強調した。
同社が発表した第2四半期の連結売上高は923億台湾元(約3,600億円)で前期比3.1%減、粗利益率は12.8%で2.3ポイント低下、純利益は44億3,100万元で15.9%減、1株当たり純利益(EPS)は0.47元で過去4四半期で最低だった。上半期の連結売上高は1,876億1,000万元、純利益は97億元だった。
一方、第2四半期の車載用パネル出荷は前期比10%増、前年同期比40%増だった。同社は、円安とユーロ安で日本や欧州の自動車メーカー向けパネル出荷が増えたと説明した。第3四半期は米国の自動車メーカー向け出荷が始まり、通年の車載用パネル出荷、売上高はともに前年比30%以上増えると予測した。
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