ニュース 社会 作成日:2015年7月30日_記事番号:T00058412
このほど行われたある調査によると、台湾の小学生のうち約3割が便秘の症状を抱えており、さらに便秘が児童の発育に影響を及ぼしていることが明らかとなった。
台湾栄養基金会は29日、6〜12歳の子供を持つ父母、1,210人を対象に行ったアンケート調査の結果を発表した。これによると、約3割の児童が便秘を抱えていることが判明。全土の小学生人口に換算すると台湾には約42万人の便秘の子供が存在することになる。
なお今回の調査に加わった書田診所小児科の葉勝雄医師によると、▽便が棒状ではなく粒状▽1回の排便に10分以上要する▽排便の間隔が2日以上開く──といった症状が見られた場合、便秘と言えるそうだ。
また今回の調査により、便秘を抱える児童の平均身長は、健康児に比べ3.05センチメートル低いことが判明した。その差は年齢が高くなればなるほど開き、12歳児の場合は5.72センチもの開きが生じた。
この他、同調査では6割の児童が食事のバランスに問題を抱え、さらに9割が1日の野菜・果物の摂取量で衛生福利部国民健康署(国健署)の推奨する量に達していなかった。なお国健署が推奨する1日の野菜・果物摂取量は野菜が2〜2.7皿、果物がこぶし大の大きさで2〜4個となっている。
栄養基金会の呉映蓉執行長は、食事のバランスが悪く、野菜・果物の摂取量が少ない場合、便秘になりやすいと指摘。便秘は食欲や栄養の吸収に影響を及ぼし、発育不良につながるとの見解を示している。
調査結果を受けて葉医師は子供を持つ親に対し、野菜や果物を多く食べさせる他、朝晩の食事の後、子供をトイレに座らせ、決まった時間の排便を習慣づけるよう呼び掛けている。
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