呉敦義副総統は29日、保険業界の表彰式典のあいさつで、保険業界全体の上半期純利益が963億台湾元（約3,800億円）で前年同期比87％増えたと述べた。30日付経済日報などが報じた。
曽・金管会主委は、「保険業界は昨年より春らしい」と安定成長を評価した（29日＝中央社）
金融監督管理委員会（金管会）の曽銘宗主任委員は、上半期の純利益について、保険会社の本業が良かったことに加え、株式と外債の投資利益が大きく貢献したと説明した。中国株式市場の下落に台湾株式市場も連れ安となっているが、保険業界の年間純利益は過去最高を更新する可能性があると話した。昨年は1,276億元だった。
また呉副総統は、台湾経済の成長に伴い、台湾人が保険を重視するようになっており、2014年の保険料収入は２兆9,033億元で前年比7.2％増えたと述べた。
なお、生保大手、国泰人寿保険（キャセイライフ）の上半期純利益は293億7,000万元、富邦人寿保険は291億1,000万元、南山人寿保険は107億1,100万元だった。
