ニュース 金融 作成日:2015年7月30日_記事番号:T00058420
金融持ち株会社、中国信託金融控股(中信金)の呉一揆総経理は29日、子会社の中国信託証券が、中国福建省にフルライセンスの証券会社の合弁での設立を目指すと発表した。台湾の証券会社による中国でのフルライセンスの証券会社設立は初となる。30日付工商時報が伝えた。
合弁証券会社(社名未定)の資本金は8億人民元(約160億円)で、台湾側から中国信託証券が49%、中国側から福建華投投資が49%、福建省電子信息が2%を出資する。設立申請は今年8月に提出され、来年第2四半期の開業を目指す。本店は福建省福州市に置き、北京、上海、深圳にも支店を開設する。
中台間で発効が遅れているサービス貿易協定には、台湾証券業界に中国で合弁証券会社を51%出資で3社(フルライセンス)、49%出資で5社設立することが盛り込まれており、業界各社が高い関心を示していた。しかし、同協定は台湾立法院での承認手続きが進まず、発効のめどが立っていない。
このため、中信金は福建省に設置された自由貿易試験区を通じた進出という別ルートを選択した。
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