ニュース 石油・化学 作成日:2015年7月30日_記事番号:T00058421
台湾中油(CPC)はこのほど、川下メーカーと契約した計算式に基づき、7月のエチレン供給価格を従来より9.8%引き下げ、1トン当たり1,055米ドルになったと発表した。またプロピレンも5.8%引き下げ872米ドル、ブタジエンは3.1%引き下げ1,120米ドルとした。今年初となる全面値下げで、台湾聚合化学品(USI)、亜洲聚合(アジア・ポリマー、APC)、東聯化学(OUCC)、国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)などが恩恵を受けそうだ。30日付経済日報が報じた。
CPCによると、イランの原油輸出が再開される見通しとなったことで市場では供給過剰に陥るとの懸念が高まっており、ニューヨークの原油先物価格が下落。川上のナフサ相場も約10%下落した。
また石化原料のスポット価格も、7月に入り台湾および日本、韓国、中国でナフサ分解プラントの保守作業が相次いで完了し、生産を再開したことから、エチレンで1トン当たり1,175米ドルと9.6%下落した。
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