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陳総統が憲政体制を批判、「総統に当選しても意味ない」


ニュース 政治 作成日:2008年3月4日_記事番号:T00005843

陳総統が憲政体制を批判、「総統に当選しても意味ない」

 
 陳水扁総統は3日、インターネットメディアによるインタビューに答え、「現体制では実質的に国家元首は総統ではなく行政院長で、総統は三軍の長と対外的な代表を務めるだけだ」と語り、台湾の憲政体制を「むちゃくちゃだ」と批判した。その上で、この8年の在任期間に直面した憲政体制の混乱を根源とする諸問題に今後の総統も必ず直面すると語り、体制をどのように改善していくかは台湾住民全体の深刻な課題であると指摘した。3日付中時電子報が伝えた。

 陳総統はまた、民進党と国民党の両候補者が22日に総統選に向けてさまざまな公約を発表して盛り上がっているのを見て、思わず「失笑」したことも明らかにした。その理由として、公約の多くは総統が権限を持たない行政院や司法院の管轄事項であることを挙げ、「その公約実現に総統はどれだけの役割を果たし得るのか」と疑問を呈した。