ニュース 社会 作成日:2015年7月31日_記事番号:T00058438
交通部観光局がこのほど発表した、2014年訪台旅行者消費・動向調査によると、来台の主要目的を基に分析した人気観光スポットランキングで、日月潭(南投県)が3連覇を続けていた九份(新北市)を下し、初めて首位に立った。
同調査は昨年1~12月に入境した外国人旅行者(中国人を含む)を対象に実施され、6,033人から回答を得た。
人気観光スポットランキングの3位以降は上位から、▽墾丁(屏東県)▽太魯閣峡谷(タロコ渓谷、花蓮県)▽阿里山(嘉義県)▽野柳(新北市)▽故宮博物院(台北市)▽淡水(新北市)▽西門町(台北市)▽台北101(台北市)──となった。
首位陥落となった九份について、ある香港人旅行者は、「ガイドブックを見て行ってみたが、混雑がひどいし、店の商品にも特別なものはなく、とても失望した」と語っており、「がっかり名所」としてのイメージも広がりつつあるようだ。
観光局の劉喜臨副局長も、九份を訪れた外国人旅行者の多くが「思ったほど良くなかった」と感じていることを認め、今後、新北市政府に対し、限定商品の開発など独自性を打ち出すよう指導していくと語った。
なお同調査によると、外国人旅行者のうち最も消費力が高いのは日本人で、1人1日当たりの消費額は243.33米ドル。2位は中国人で同128.46米ドルとなった。ただ、日本人、中国人とも消費額は前年比でそれぞれ8.27%、6.8%低下した。
観光局によると、日本人旅行者の主な来台目的はグルメで、小籠包の有名店、鼎泰豊(ディンタイフォン)や台北市永康街のマンゴーかき氷店が人気スポットとなっている。同局は先ごろ、日本の人気アイドルグループ、SMAPのメンバー、木村拓哉が小籠包などの台湾グルメを堪能する観光CMの撮影を行っており、同CM(10月から放送予定)で日本人客の増加、消費力向上を喚起したい考えだ。
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