ニュース 電子 作成日:2015年7月31日_記事番号:T00058462
半導体パッケージ・テスティング(封止・検査)最大手の日月光半導体製造(ASE)は30日開いた業績説明会で、アップルのiPhoneとアップルウオッチ向けの内蔵チップ、システム・イン・パッケージ(SiP)モジュールなどの受注によって、第3四半期業績は当初予測を上回ると説明した。半導体業界では下半期を悲観する見方が多い中、ASEはパッケージ・テスティング(封止・検査)業界で唯一プラス成長が期待できるとした。31日付工商時報が報じた。
同社は、第3四半期は封止・検査事業の生産ライン稼働率が1~5%上昇し、EMS(電子機器受託生産サービス)事業の受注量は昨年第4四半期の水準まで回復すると予測した。
証券会社は、アップルはiPhone新機種向けの指紋認証チップ、MEMS(微小電子機械システム)などSiPモジュール、通信チップ、ベースバンドチップなどの調達を拡大していると指摘。これら製品は全てASEが受注していることから、ASEは第3四半期のグループ全体の連結売上高が前期比7~10%増の750億~770億元に達し、同業他社を上回るとの予測を示した。
一方、業界2位の矽品精密工業(SPIL)は、第3四半期は半導体サプライチェーンが在庫調整を行う影響で前期比7~12%の減収になるとの見方だ。
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