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玉山金控、テマセクが出資引き揚げへ


ニュース 金融 作成日:2008年3月4日_記事番号:T00005848

玉山金控、テマセクが出資引き揚げへ

 
 シンガポール政府系投資会社のテマセク・ホールディングスは、台湾の玉山金融控股との提携関係を解消することを決めた。これに伴い、玉山金控は3月に満期を迎える米ドル建て転換社債2億6,700万米ドル相当をテマセクから買い戻す。テマセクは現在、玉山金控に6.28%を出資しており、今後売却先を模索する。玉山金控に派遣している役員も引き揚げる。4日付経済日報が伝えた。

 一方、玉山金控はテマセクに代わり、投資銀行モルガン・スタンレーと覚書を交わした。3億米ドル相当の転換社債を発行する予定で、株式転換後は玉山金控に最大15%を出資することになる。同社債の転換価格やロックアップ期間など発行条件はまだ固まっていないが、2カ月以内の発行を予定している。

 ただ、玉山金控の黄男州策略長は、「外資との戦略提携を長期で安定したものにするため、ロックアップ期間は5年以上が望ましい」との認識を示した。