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メディアテック、今年5~10%減収を予測


ニュース 電子 作成日:2015年8月3日_記事番号:T00058489

メディアテック、今年5~10%減収を予測

 IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)は31日の業績説明会で、2015年連結売上高予測を従来の前年比10~20%増から5~10%減に下方修正した。4年ぶりにマイナス成長に陥る見通しだ。1日付経済日報が報じた。

 同社は、今年のスマートフォン用チップの出荷予測は従来の4億5,000万セットから4億セットに、タブレット端末用チップは従来の5,000万セットから4,500万セットに下方修正した。

 謝清江・副董事長兼総経理は、新興市場や中国経済が依然不透明で、顧客が調達に慎重なため、第3四半期は緩やかな成長しか見込めないと語った。スマホチップ出荷は1億1,000万〜1億2,000万セット(前期9,000万セット)、タブレットチップは月1,500万〜2,000万セット(前期800万〜1,300万セット)の予測だ。

 スマホ、タブレットブランドの第3四半期出荷の下方修正を受け、メディアテックは上半期と下半期の売上高予測を従来の4対6から、45対55に修正した。

 同社の第2四半期連結売上高は、前期比1%減、前年同期比13%減の470億4,400万台湾元(約1,840億円)、粗利益率は前期比1.4ポイント下落、前年同期比3.7ポイント下落の45.9%で過去6四半期で最低だった。純利益は前期比12.1%減、前年同期比49.2%減の63億7,700万元だった。

 3日付経済日報によると、同社は今年の人材採用計画について、従来の2,000人から1,000人余りに引き下げた。営業費用を減らし、利益への打撃を抑える狙いだ。