ニュース その他分野 作成日:2015年8月4日_記事番号:T00058495
中華経済研究院(中経院、CIER)が3日発表した製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比2.2ポイント下落の48.6で、下落は4カ月連続となり、5カ月ぶりに景気拡大と景気後退の境目である50ポイントを下回った。特に製造業の「今後6カ月の景気状況指数」は前月比10.5ポイント下落の42.6と、統計を開始した2012年7月以降で最大の下落幅を記録。製造企業が下半期の見通しに慎重になっていることがうかがえる。4日付工商時報が報じた。
7月はPMIを構成する主要5項目のうち、4項目で景気後退を示す50ポイント以下となった。内訳は、▽新規受注、44.4(前月比6.4ポイント下落)▽生産、48.9(3.4ポイント下落)▽在庫、47.6(1.8ポイント下落)▽サプライヤー納期、49ポイント(0.3ポイント下落)──。一方、雇用は52.9(0.9ポイント上昇)で唯一指数が改善した。
中経院の呉中書院長はPMIの50ポイント割れについて、「製造業者は第3四半期見通しに非常に慎重になっている。受注状況が良くないことがうかがえ、輸出不振が今後も続く恐れがある」と話した。
なお、7月の非製造業総合指数(NMI)は1.6ポイント上昇の52.1となった。上昇は3カ月ぶりだ。
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