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百貨店の7月売上高、夏季休暇ながら不振


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年8月4日_記事番号:T00058503

百貨店の7月売上高、夏季休暇ながら不振

 百貨店業界は需要期の夏休みにもかかわらず伸び悩んでいる。業界関係者は、海外旅行の増加、中国人観光客の減少が原因と分析した。4日付工商時報が報じた。

 新光三越百貨は、7月売上高が1.5%増、遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストアズ)は1%増、太平洋崇光百貨(太平洋そごう)は横ばいだった。

 新光三越の台北信義新天地、台北南西店、台北駅前店は観光客が多く、中国のデビット・クレジットカード「銀聯カード」の利用が毎月50~80%成長していたが、7月は30%成長にとどまった。遠東百貨は、輸出低迷で株式市場が打撃を受け、購買意欲が低下していると指摘した。

 一方、新光三越は、台湾の父の日である8月8日に向け父の日セールを、15日まで指定クレジットカード利用を対象にキャッシュバックキャンペーンを実施している。遠東百貨や太平洋そごうも9日まで父の日セールを実施中だ。

 業界関係者は、7月は家族での海外旅行が増えるが、8月は学校の補習授業が始まることから、台湾に残る人が多く、消費が増えると予測した。