ニュース 食品 作成日:2015年8月4日_記事番号:T00058508
食品大手、味全食品工業は昨年、親グループの頂新国際集団による不正食用油事件を受け、主力商品である「林鳳営」ブランドの牛乳に対するボイコット運動が起き、業績の急激な悪化に見舞われた。こうした中、同社は消費者の信頼回復に向けてこのほど、林鳳営の牧場から売り場までの商品情報をインターネット上で確認することができる「生産・販売透明システム」を立ち上げた。今後2年以内に同社の全商品を対象としたい考えだ。4日付蘋果日報が報じた。
「透明システム」は牛乳パックに印刷されたQRコードを通じ、購入者が商品の原料、製造工程、検査などに関する情報を入手することができるものだ。
なお李鳳翱同社董事長は「食の安全を強化すべく企業の体質や理念の見直しを進めた」と強調し、▽全商品の履歴公開▽配合の簡素化▽国際レベルの品質保証──の3大アクションプランを策定したと説明した。品質保証については、雲林県斗六市および新北市汐止区に最新の機器を備えた検査施設を設置した。
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