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VR端末16年急成長へ、HTCが火付け役【図】


ニュース 電子 作成日:2015年8月5日_記事番号:T00058538

VR端末16年急成長へ、HTCが火付け役【図】

 スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)が第4四半期に商品化する予定のバーチャルリアリティー(仮想現実、VR)対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」などが火付け役となり、市場調査会社、トレンドフォースは、2016年にVR端末の販売台数が1,400万台に急増し、20年には3,800万台まで増えると予測した。5日付工商時報が報じた。

 トレンドフォースは、VR端末は当初はゲーム機の周辺機器の位置付けで、市場規模はモバイル端末ほど大きくないものの、ターゲットが明確で、安定成長すると予測した。HTC、ウォルト・ディズニー、エヌビディア、オキュラス、サムスン電子、ソニーなどの大手が推進していることを理由に挙げた。

 市場調査会社、ABIリサーチは、パソコンやゲーム機本体とともに使用するHTCやオキュラスのVR眼鏡は単価が高いが質の高いVR体験が味わえ、当面は普及の重要な担い手となると指摘した。今後5年の出荷量の年平均成長率(CAGR)は128%と予測した。一方、スマートフォンと使用するVR眼鏡は価格が安い分、使用感が劣るものの、将来的には出荷をけん引すると予想した。簡易版VR眼鏡の20年出荷量は2,500万台の予測で、VR端末全体4,300万台の58%を占める見通しだ。