ニュース 政治 作成日:2015年8月6日_記事番号:T00058550
親民党の宋楚瑜主席(73)は6日、台北市内のホテルで記者会見し、来年1月の台湾総統選への出馬を表明した。
宋主席の総統選への立候補(副総統1回を含む)は史上最多の4回目となる(6日=中央社)
宋主席は「この一歩を踏み出し、共に出口を探ろう」と題する出馬宣言で、真っ先に与党国民党主導で改訂された高級中学の学習指導要領に対する反対運動に触れ、「なぜ改訂指導要領の実施を1年延期できないのか」などと疑問を投げ掛け、次の政権に対処を委ねるべきだとの考えを示した。
宋主席はまた、台湾民主化の経緯に触れながら、「我々は青(国民党)と緑(民進党)の対決という枠組みから踏み出せなければ、20年先も悪闘の輪廻(りんね)から脱せない。われわれは自分たちの手でそうした輪廻を終わらせる必要がある」と訴え、「闘争、青と緑、勝ち負けではなく、協力、分かち合い、助け合いによって、他人をおもんぱかり、共に努力し、皆で出口を探っていこう」と呼び掛けた。
総統選には既に与党国民党から洪秀柱副主席(立法院副院長)、野党民進党から蔡英文主席が出馬することになっている。事実上の一騎打ちの構図は変わらないとみられるが、ベテラン政治家の宋氏が「第三極」として存在感を見せられるか注目される。
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