ニュース 農林水産 作成日:2015年8月6日_記事番号:T00058554
台湾を代表する米の名産地として知られる台東県池上郷の張堯城郷長は5日、「池上米」ブランドとしては今後、台湾域内のコンテストに出品しないと宣言した。同ブランド米はこれまで域内コンテストで数々の優勝経験を持つが、張郷長は撤退理由として「既に台湾では最高の米と認められた」と説明。今後は世界市場での発展を目指す考えを示した。6日付聯合報が報じた。
池上郷公所は今後、地元で池上米ブランド同士が競い合うコンテストを開催する方針だ(5日=中央社)
池上米のコンテストからの撤退について地元農家からは「コンテストに参加するかしないかは重要ではない。自分の植えた米がうまく育つかどうかが重要」と、賛同する声がある一方で、「他の農家と交流し、互いに切磋琢磨(せっさたくま)する貴重な機会が失われる」と残念がる声も聞かれた。
なお行政院農業委員会(農委会)は2004年より、全土規模の米のコンテストを開催しているが、「全土チャンピオン米」を選出していた時期に池上米は3連覇を達成したものの、その後「10大良米」、「米の名産地チャンピオン」を選出する方式に変更されて以降はそれぞれ1度ずつしか受賞していない。これが池上郷の農家の不満を呼び、今回の撤退につながったとの見方も出ている。
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