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蘇花高速公路の環境評価、条件付き承認


ニュース 建設 作成日:2008年3月4日_記事番号:T00005856

蘇花高速公路の環境評価、条件付き承認

 
 行政院環境保護署は3日、蘇花高速公路(蘇澳~花蓮)の環境影響評価に関する第4回審査小組会議を開き、条件付きで内容を原則承認した。総統選を控えた微妙な時期に決着が図られた格好で、近く開かれる環境評価大会でも認可されれば、着工に向けた環境が整う。4日付工商時報が伝えた。
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 同日の会議では6時間に及ぶ協議の結果、交通部が10日までに審査小組が指示した資料を追加提出することを条件に承認を決めた。同署が開く「確認会議」を経て、環境評価大会に上程されることになる。

 蘇花高速道路は1990年に建設計画が策定され、2000年にいったん環境影響評価を通過した。しかし、03年に行政院が建設延期を決め、06年から交通部が提出した「環境差異分析変更案」を基にした審査が進められてきた。

 環境団体は審査小組の決定について、「賢明さを欠き、法律上も問題がある」として決定撤回を求めた。

 行政院の謝志偉新聞局長は「環境影響評価は選挙を考慮したものではない」と述べ、審査と選挙の関係を否定した。