ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年8月6日_記事番号:T00058563
経済部統計処が5日発表した統計によると、鉄鋼の上半期輸出額は前年同期比19.4%減の43億4,300万米ドルだった。中国鉄鋼メーカーの生産過剰や、原料となる鉄鉱石の価格下落で、国際市場の需要が鈍化した。6日付蘋果日報が報じた。
輸出先別では、上位から▽中国、5億9,500万米ドル(前年同期比17.7%減、シェア13.7%)▽米国、5億5,600万米ドル(0.5%減、シェア12.8%)▽日本、2億9,100万米ドル(24.3%減、シェア6.7%)▽ベトナム、2億8,900万米ドル(14.5%減、シェア6.7%)──と軒並み減少した。中国は輸入関税と増値税(付加価値税)を免除する保税措置撤廃、日本は円安が大幅減少の主因だ。
統計によると、1〜5月の生産額は前年同期比9.7%減の4,641億台湾元(約1兆8,300億円)だった。業界関係者は、生産額、生産量ともに減少しており、今年は鉄鋼メーカー全社が赤字に陥ると懸念を示した。
今後の見通しについて証券会社は、最近の鉄鉱石価格は安定しており、鉄鋼の国際価格の下げ止まりがうかがえ、第4四半期の需要期入りで市場が好転する可能性があると予測した。
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