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SPIL、7月14%減収【表】


ニュース 電子 作成日:2015年8月6日_記事番号:T00058566

SPIL、7月14%減収【表】

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)は5日、7月の連結売上高が前月比7.6%減、前年同月比14%減の63億5,100万台湾元(約250億円)だったと発表した。顧客の在庫調整により受注が減少した。6日付工商時報などが報じた。

 証券会社はSPILの見通しについて、顧客が発注に慎重で、受注見通しが悪いが、第3四半期末に緊急受注が舞い込む可能性があると指摘した。

 一方、同業の大手、京元電子(KYEC)が同日発表した7月連結売上高は、前月比2.68%増、前年同月比0.07%増の15億100万元で、過去最高を更新した。顧客が新製品を数多く発表し、検査期間が長くなったことが主因だ。

 KYECの大口顧客、ザイリンクスは下半期に16ナノメートル製造プロセスを用いたFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)を大量出荷予定だ。聯発科技(メディアテック)は、第4世代移動通信(4G)システム対応スマートフォン用マルチモード10コア新チップの出荷を開始した。また、中国のスマホメーカーがフルハイビジョン(フルHD)、HD720など解像度が高い液晶パネル採用を開始するため、第3四半期にLCDドライバIC出荷がピークを迎える見通しだ。

 証券会社は、KYECの第3四半期売上高は前期比5%増で過去最高を更新する可能性があると指摘した。