ニュース 社会 作成日:2015年8月7日_記事番号:T00058570
与党国民党主導で改訂された高級中学の学習指導要領に反対する反黒箱課綱(反密室指導要領)運動に参加する学生らは6日、台風13号(アジア名・ソウデロア)の接近を受け、台北市の教育部前で7月31日から続けてきた抗議活動を終結させ、撤収すると表明した。7日付自由時報が伝えた。
学習指導要領の改定は、馬英九総統が任期中の実現にこだわったといわれている。台風による「水入り」は双方にとって悪くないタイミングだった(6日=中央社)
学生側は台風接近に加え、要求事項が段階的に達成できた点を撤収理由に挙げる一方、「撤収は終わりではない。これからいくつも待ち受けている戦いの始まりだ」と述べ、引き続き改訂指導要領の実施棚上げを要求し、無期限で運動を展開していく意向を強調した。
今回の抗議運動は、運動に参加していた林冠華さんの自殺に怒った学生らが7月31日深夜、教育部の敷地内になだれ込んだことで始まった。
撤収を表明した学生らには市民から「頑張れ」「ありがとう」といった声が飛び、学生らは一礼して支持に謝意を表した。6日には柯文哲台北市長、頼清徳台南市長、陳菊高雄市長らが学生らを激励に訪れた。
行政院の孫立群報道官は「反指導要領運動の学生や市民が理性的、平和的に教育部から撤収したことは、各界の関心と期待に沿ったものだ」とコメントした。
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