今月は台湾でのオフショア人民元建て債券（宝島債）の発行ラッシュとなる見通しだ。
７日付工商時報によると、６日には韓国輸出入銀行と仏ソシエテ・ジェネラルがそれぞれ10億人民元（約200億円）、２億人民元規模で宝島債を発行。さらに、11日にはマレーシアのマラヤン・バンキング（メイバンク）が３年物宝島債を３億2,300万人民元規模で発行。24日には韓国産業銀行が５億～10億人民元規模での宝島債発行を見込む。
このほか、日程は未定だが、中国の国家開発銀行が50億人民元相当の宝島債の発行を計画している。
今回の宝島債発行ラッシュは全て外資系銀行というのが特徴だ。背景には、クロスカレンシー金利スワップ（ＣＣＳ）を利用することで資金調達コストを節減できるとの思惑があるとみられる。
