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観光大国アクションプラン、量より質重視


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年8月7日_記事番号:T00058580

観光大国アクションプラン、量より質重視

 行政院は6日、大規模な観光発展計画を推進するため、4年間で168億2,000万台湾元(約660億円)を投じる「観光大国アクションプラン」を閣議決定した。毛治国行政院長は「量より質を重視していく」と述べ、中国人旅行客でもハイエンド客の誘致に力を入れていくことなどを掲げた。

 台湾を訪れた海外からの観光客は昨年991万人を数え、今年にも1,000万人突破が期待される。こうした中、交通部がまとめた観光大国アクションプランは、質の高い観光、特色ある観光、スマート観光、永続的観光という4分野で18項目のプロジェクトを盛り込んでいる。関係官庁が協力し、台湾観光の品質、価値、競争力を高めることを目指す。

 7日付工商時報によると、特に誘致に期待をかけるのは、中国人のハイエンド旅行客誘致だ。謝謂君・交通部観光局長は「年末までにハイエンド旅行団が高い伸びを示し、観光産業をレベルアップさせる効果をもたらすことを期待している」と述べた。

 交通部は台湾を訪れる海外観光客が、今年は1,030万人、2018年には1,170万人を数え、観光外貨収入が今年は4,450億元、17年には5,000億元に達すると予想した。