華碩電脳（ＡＳＵＳ）は６日、インドでスマートフォン「Zenfone」シリーズの新機種▽Zenfone 2 Deluxe▽Zenfone 2 Laser▽Zenfone Selfie──を発表した。価格について市場では１万5,000〜２万ルピーとの観測が出ていたが、実際には9,999ルピー（約２万円）からに抑えられた。同市場においてライバルとなる中国の小米科技（小米、シャオミ）との競争で優位に立ちそうだ。７日付経済日報が報じた。
ニューデリーで開かれた体験イベント「ゼン・フェスティバル」に大勢のファンが詰め掛けた（ＡＳＵＳリリースより）
市場調査会社ＩＤＣの統計によると、昨年第４四半期のインド・スマホ市場においてシャオミのシェアは４％でブランド別第５位。一方、ＡＳＵＳのシェアは現地調査会社の最新統計によると２％にとどまっているが、来年には５％以上に拡大し、シェア４位に食い込みたい考えだ。
なおインドのハイテク情報サイト「Gadgets」が４日に伝えたところによると、ＡＳＵＳのピーター・チャン・インド地区経理は「将来的にスマホの70％をインドで生産したい」との方針を示し、「委託先は鴻海科技集団（フォックスコン）となるにせよ、その他メーカーとなるにせよ、今年第３四半期中にパートナーを確定する」とコメントした。
