ニュース 電子 作成日:2015年8月7日_記事番号:T00058590
経営が悪化しているスマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)は6日業績説明会を開き、第3四半期の1株当たりの損失額が5.51~5.85台湾元(約22~23円)になるとの見通しを発表した。今年第3四半期までの通算では1株当たり損失額は15元に上る計算で、2011年には1株当たり利益が過去最高の73.32元を記録したのに対し、わずか4年で劇的に転落したことになる。7日付経済日報などが報じた。
HTCは第3四半期の売上見通しについて、例年は需要期であるものの、製品の端境期に当たるため、前期比3~4割減の190億~220億元の水準にとどまると予測した。損益均衡の回復が目標で、今後ロー~ミドルエンド機種を削減して、損失幅の縮小に努める考えも示した。今年は旗艦機種「M9」の販売不振で、通年の出荷台数目標の2,000万台達成は厳しいとみられる。
王雪紅同社董事長は、兼任していた威盛電子(VIAテクノロジーズ)の董事長を辞任したことを明らかにした。今後はHTCの経営再建に専念する方針だ。
6日の業績説明会は外資企業3社が質問しただけで、同社創立以来最短の24分で終了した。
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