ニュース 政治 作成日:2015年8月10日_記事番号:T00058599
総統選への立候補を先週正式表明した宋楚瑜親民党主席は9日、屏東県を皮切りに遊説活動を始めた。周典論屏東県議会議長を含め国民党籍の県議会議員7人が宋氏を迎え、国民党の公認候補、洪秀柱副主席が先月に訪れた際の3人よりも多かった。10日付蘋果日報が報じた。
宋氏(右)に声援を送るべく、屏東県議会前には500人の支持者が集まった(9日=中央社)
宋氏は周議長に支持を求めたが、周議長は「昔のよしみで気持ちとしては応援するが、私は国民党員として国民党候補を支持する」と述べた。
宋氏は屏東県議会前で、「馬英九総統は当選後、何回屏東に来たというのか。彼は屏東に全く関心がないので、屏東がどのような問題を抱えているか分からないはずだ」と馬総統批判を繰り広げた。
民進党「立法院過半数困難に」
宋氏の立候補について、民進党の選対幹部からは、立法院での自派による過半数獲得の目標が遠のいたとの声が聞かれている。民進党は単独では過半数の57議席獲得は厳しいため、親民党との選挙協力による実現を想定していたが、宋氏が蔡英文民進党主席を支持するか中立を保つことが前提だったという。
しかし、宋氏が立候補を決めたことで選挙協力が成り立たない見通しとなった。両党はもともと理念が異なるため、同幹部は、選挙後も協力できるかは不透明になったとして、「宋氏はキャスティングボードを握る役割を目指しているのではないか」と指摘した。
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