ニュース 石油・化学 作成日:2015年8月10日_記事番号:T00058605
半導体先進製造プロセス向け特殊化学品の開発、製造を手掛ける台湾特品化学(台特化、TSC)はこのほど、高純度ジシランの生産に成功した。今後、速やかに量産に入る予定で、米Voltaix、日本の三井化学に次いで世界で3番目のサプライヤーとなる見通しだ。10日付経済日報が報じた。
観測によると、台特化は生産した高純度ジシランを、14ナノメートル製造プロセスによる量産に向けた準備を進める米国の大手半導体メーカーや、東芝のNAND型フラッシュメモリー向けにサンプル送付して高い評価を受け、両社が台特化の高純度ジシラン生産能力を全て押さえる計画とされる。
台特化の謝嵩岳董事長は、彰化浜海工業区(彰浜工業区、彰化県)の工場に12億5,000万台湾元(約49億円)を投じて年産30トンのジシラン、および500トンのモノシラン生産ラインを設置すると表明。さらに17年には両製品の生産能力を倍に増強する計画だ。
台特化は台塑集団(台湾プラスチックグループ)のベテラン研究員が中心となり、太陽電池メーカーの昇陽光電科技(ソーラーテック・エナジー)や、太陽電池生産設備などを手掛ける帆宣系統科技(マーケテック・インターナショナル)などの出資によって2013年3月に設立された。
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