ニュース 社会 作成日:2015年8月10日_記事番号:T00058620
8日午前に台湾を横断した台風13号(アジア名・ソウデロア)による強風で飛ばされた看板がぶつかり、傾いた台北市中山区龍江路の郵便ポスト2つの姿が「かわいい」とインターネット上で話題になり、風雨が収まった9日に多くの市民が記念撮影に駆け付けた。中華郵政は市民の人気に応え、ポストの安全を確保した上で、現状を保存する方針を決めた。10日付中国時報が報じた。
「観光名所」となった郵便ポスト。ポストの関連グッズを開発するかについて李処長は「さらなる検討が必要」と語った(8日=中央社)
赤と緑色のポストが並んで傾く姿は腰が曲がったようで、ネットユーザーから「史上最もかわいいポスト」「赤ちゃん、緑ちゃん」などと呼ばれ話題を集めた。台北郵局の薛門騫副局長によると、9日は1日中300〜400人がポスト周辺に集まり、結婚写真を撮影したカップルもいたという。
中華郵政の李甘祥郵務処長は、ポストの足元を固定し、雨水が中に入らないよう確保した上で、現状のまま残すと説明した。
なお、一部の市民からは、ポストが傾いたのは台風対策が不十分な証拠で、記念撮影の行列で交通にも影響が出たとの不満も聞かれたが、李処長は「多くの市民が現状保存に賛成している。現場が混乱しないよう職員を派遣しており、台風の被害で大変なときに市民の心を少しでも明るくできれば」と語った。
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