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AUOの竹科3.5世代工場、WNCに売却決定


ニュース 電子 作成日:2015年8月11日_記事番号:T00058644

AUOの竹科3.5世代工場、WNCに売却決定

 液晶パネル大手、友達光電(AUO)は10日董事会で、新竹科学工業園区(竹科)の第3.5世代工場「L3A」を啓碁科技(WNC)に8億1,000万台湾元(約31億5,000万円)で売却することを決議した。売却益は5億5,000万元を見込む。第3.5世代の生産ラインは同社生産能力の1%にすぎず、生産への影響は限定的だ。11日付工商時報が報じた。

 L3A工場の従業員160人余りのうち、事務職は全員配置転換するが、作業員の半数は優遇退職を選択した。

 同社は第3.5世代工場を4基保有していたが、2012年にL3B工場を実験用に切り替えた。近年L3C工場とL3D工場はLTPS(低温ポリシリコン)、有機EL(OLED)などの新技術を導入しており、処分する計画はない。

 業界では第5、第6世代生産ラインに中小型パネル生産が移行され、第4世代以下のラインは設備が老朽化し、競争力が劣ることから閉鎖や売却が相次いでいる。