ニュース 社会 作成日:2015年8月12日_記事番号:T00058657
台風13号(アジア名・ソウデロア)が台湾を通過した今月8日、柯文哲台北市長が自宅に待機しながら、メッセンジャーアプリの「ライン」で指揮を取っていたことが批判を浴びている。12日付蘋果日報が伝えた。
批判を受けた陳夫人は10日夜、フェイスブックに謝罪文を投稿した後、ページを閉鎖した(中央社)
きっかけは、柯市長の陳佩琪夫人がフェイスブックに「夫は(8日に)一日中家にいた」と書き込んだことだった。
柯市長は同日朝に対策本部で報告を受けた後、被災状況の視察も行わず、同日夜の防災会議も欠席した。市長は通常、対策本部で指揮を取るべきところだが、柯市長は「ラインでずっと監視していた。台風のさなかに市長自ら暴風の中に出かける必要はない」と批判に反論した。
これに対し郝龍斌前台北市長は「停電、通信途絶が多数発生している状況で、災害対応の最高責任者である指揮官が自宅にいるというのでは、災害救助の好機を失いかねない」と批判。
国民党の王鴻薇市議も「もしラインで被災状況が把握できるならば、災害対策本部は不要だ」と批判した。
台北市の林鶴明報道官は「批判を謙虚に受け止めたい」とコメントした。
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