ニュース 金融 作成日:2015年8月12日_記事番号:T00058659
中国人民銀行(中央銀行)が11日、輸出競争力の維持を図るため、人民元の対米ドル基準値を1.86%切り下げたことを受け、台湾元を含むアジア通貨が一斉に下落。台湾元は約5年ぶりの安値となる1ドル=32.080台湾元まで下落した。下落幅は前日比で0.32元(1%)に達し、過去2年半で最大だった。12日付蘋果日報が伝えた。
外資や輸入業者を中心に幅広い米ドル買いが出た結果、外資は11日だけで14億米ドルの資金を台湾から海外に引き揚げたと推定される。
台湾株式市場では加権指数が一時100ポイント以上下落し、大引けで前日比72ポイント安の8,394.14ポイントを付け、1年7カ月ぶりの株安水準となった。出来高は28億6,100万米ドルで、6年以上ぶりの高水準となった。
12日も加権指数は前日比110ポイント下落した(12日=中央社)
人民元相場の先行きについて、中国社会科学院の余永定研究員は「人民元上昇の時代は既に終わった」と断じ、今後は安定期またはじり安傾向が見込まれるとした。
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