ニュース 農林水産 作成日:2015年8月12日_記事番号:T00058660
8日に台湾を横断した大型で強い台風13号(アジア名・ソウデロア)がカキの養殖に深刻な被害をもたらした。カキの年間生産量が台湾全体の半数以上を占める嘉義県東石郷と布袋鎮でカキの養殖いかだが破損、流されたことで水揚げが9割減少している。12日付自由時報が報じた。
東石漁港にがれきのように打ち上げられた養殖いかだが被害のすさまじさを物語っている(中央社)
行政院農業委員会(農委会)では今回の台風による漁業関連の損失額は2億台湾元(約7億7,000万円)余りとしているが、嘉義区漁会(漁業協同組合)の蔡春生総幹事は、損失額を7億元と予測。数千人の地元養殖業者や蚵仔煎(台湾風カキ入りオムレツ)などを販売する屋台業者が大きな影響を受けそうだ。
水揚げが激減したことでカキの産地価格は、先週の1台斤(約600グラム)当たり120元から10日には140元まで上昇。カキと言えば中秋節(旧暦8月15日、今年は9月27日)恒例のバーベキューにおける人気食材となっているが、今年はお目にかかれそうにない。
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