ニュース 石油・化学 作成日:2015年8月12日_記事番号:T00058668
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)は11日、耐腐食性樹脂メーカー、上緯企業(SWANCOR)と共同で中国江蘇省に炭素繊維(カーボンファイバー)複合材料、プリプレグシートやカーボン製の部品生産を手掛ける新会社を設立し、自動車や風力発電向け市場での商機獲得を目指すと表明した。新会社の初期資本金は1,700万米ドルで出資比率は上緯企業が82%、台塑が18%。12日付中国時報が報じた。
軽くて強い性質を持つ炭素繊維は乗り物や航空・宇宙分野、風力発電機のブレード、ノートパソコン筐体、ゴルフクラブなどに使用され、1年間に世界で6万〜7万トンが使用されている。今後も応用範囲は拡大が見込まれるが、競争が激しく、生産能力が過剰状態にある。
上緯企業との提携理由について台塑の主管は「余剰生産能力を消化できる他、上緯企業は風力発電分野での経験が長いため、新たな顧客開拓が可能だ」と説明した。
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